Blackwell and Glynn (2018) パネルデータを用いた因果推論
パネル(TSCS)データでstructural nested mean modelsやmarginal structural modelsをもっと使おうよという論文.パネルデータを用いて因果推論をする場合には,時間不変の観察されない要因を取り除きたいのか,原因と結果にタイムラグがあるようなダイナミックな因果関係に関心があるのか,いずれが重要なのかを見定める必要がある.前者ならFE,後者ならSNMMやMSMといったように,用いる方法が異なってくるからだ.
BLACKWELL, M., & GLYNN, A. (2018). How to Make Causal Inferences with Time-Series Cross-Sectional Data under Selection on Observables. American Political Science Review, 112(4), 1067-1082.